熱に限らず、
すべてのエネルギーは『何もないところからいきなり発生したり、この世から消えてなくなったりは絶対にしません』
熱の発生や上昇はエネルギーの姿が変わったものです。
そして、エネルギーはどこかに、何かのカタチで必ず保存されます。
物理学でいう『エネルギー保存の法則』です。
エネルギーを使って物体を持ち上げたら、位置エネルギーというカタチで物体に保存されます。
水に熱を加えると、熱エネルギーというカタチで水に保存されます。
床の上に置いてある重いタンスを100Nの力で1mうごかしたなら、床とタンスの間で100Jに相当する摩擦熱が発生するはずです。
この他にも、水力発電所では、ダムに貯めた水の位置エネルギーを電気エネルギーに変換しています。
電気エネルギーを電熱線に流せば、熱エネルギーに変換されます。
このように、熱はエネルギーであり、エネルギーは色々な形を持ち、移動したり変換したりします。
そして、最後に冒頭で触れた温度について説明しましょう。
温度は熱エネルギーの密度のようなものです。
同じエネルギー量でも、狭いエリアに集中すれば温度が高くなりますし、広く拡散すれば温度が低くなります。
別の言い方をすれば、温度は熱い、冷たいといった『熱の強さ』を数値で示したものです。
その尺度は、1気圧下で水の沸点(100℃)と融点(0℃)の間を100等分して1℃が決められました。
温度の下限は-273℃までで、上限はなく無限大です。
ここで、前々回のブログに目を通すとアイシングをする意味が少し変わったように思いませんか?
クリック→こんなにすごい!氷のチカラ!!
アイシングは氷の融解熱で熱エネルギーを奪っているんですね。(←極めて重要)
【参考文献 : 暮らしを支える「熱」の科学 梶川武信著 SBクリエイティブ
トコトンやさしい熱設計の本 国峰尚樹 / 藤田哲也 / 鳳康宏著 日刊工業新聞社】
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